「社ニート」とは典型的なモラトリアム型、自愛型の人間が、職業観、態度、行動にもその考えを持ち込んでいる、会社内に存在する人たちのことを指す。
特に若者に多い。口ばかりが達者で、目の前のやるべき仕事に集中していないのがまず初期現象と現れる。(見た目には、前向きな良い意見を言うし、仕事もやっているように見えるので注意が必要)
目の前の仕事をなぜやるかなどの『意味や価値』を求めすぎ、働くことに『理由』がはっきりして納得していないと不安になる精神状態のようである。
(その意味化のレベルがそれほど深みがないので注意が必要)
彼らの中で、漠然と「自分は何か他にやることがあるのでは」と考え出すと、もう発病していると言っていい。
次の段階として転職サイトを見始め、最後には離職にたどり着く。
先輩に「○○さんの夢は何ですか?」や「やりたいことが見つかりました」などと言い出すが、実は職業観は変わっておらず、実力がつく前に転職するので、転職先でも同じことを繰り返し、キャリアや成長が破壊されていってしまう。
アジア圏を中心とした外国人労働力の実力が上がっている現在、補佐的な仕事しか与えられなくなってしまい、ますます実力をつけるチャンスを失うことになる。
成果主義の世の中では、キャリアの浮浪者のようになってしまう可能性が高く、28歳頃になると1つの仕事に打ち込んだ人と比べて能力の差が歴然となり、いわゆる「使えない人」になってしまう。
学生時代から競争をしておらず、周りと仲良しクラブ的な付き合いをしてこなかったことと、親から父性(社会に出た後に強く生きる力)を与えられて育てられていないことが原因と考えられる。
自由と責任 や 趣味と仕事、夢とやるべきこと を履き違えている。
現在このような人材が多いという事実は、社会および日本にとって大変な損失であり、日本の国際競争力を落とす可能性をも秘めている。
早急に解決しなくてはいけない課題である。
現代社会は、就職しない「ニート」や「フリーター」のほうを問題にしているが、企業のコストの浪費、パフォーマンスの劣化という面では、経済的に見ると社ニート(社員になった人)の方が実は大きな問題である。
|